一般社団法人 地球環境N2O削減協会は、2026年11月2日(月)から11月6日(金)までの5日間、国立京都国際会館(京都市左京区)で開催される「第10回国際窒素会議(N2026)」を下記のとおりご案内いたします。
窒素問題を総合的に議論する国際会議
N2026は、国際窒素イニシアティブ(INI)、N2026組織委員会、総合地球環境学研究所(RIHN)、日本学術会議(予定)を主催者として、「Sustainable Nitrogen Management for Future Generations(未来の世代のための持続可能な窒素管理)」をテーマに開催される国際会議です。
人為的に固定された反応性窒素は、肥料や工業製品、近年ではカーボンフリー燃料として社会を支える一方、その利用効率は系全体で約20%にとどまるとされ、未利用の窒素は気候変動、成層圏オゾン層の破壊、大気汚染、水質汚染、富栄養化、酸性化など広範な環境問題の要因となっています(「窒素問題」)。
本会議では、政府・研究機関・企業・教育者・市民社会など、分野や地域を越えた多様なステークホルダーが参加し、持続可能な窒素管理に向けた共有のロードマップである「京都宣言」の共同策定を目指します。
なかでもN₂Oは、CO₂と比べて単位重量あたり約273倍の温室効果を持ち(IPCC AR6)、大気中に約116年間とどまる強力な温室効果ガスです。本協会が掲げる「N₂O削減を、個別の努力から社会の仕組みへ」という課題は、本会議で議論される窒素管理の中心的テーマの一つであり、測定・評価・社会実装に携わる我々にとっても重要な国際的な機会となります。
会議概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 第10回国際窒素会議(10th International Nitrogen Conference:N2026) |
| 会期 | 2026年11月2日(月)〜11月6日(金) 11月7日(土):会後エクスカーション(複数コース) |
| 会場 | 国立京都国際会館(京都国際会館/ICC Kyoto) |
| テーマ | Sustainable Nitrogen Management for Future Generations |
| 主催 | 国際窒素イニシアティブ(INI)、N2026組織委員会、総合地球環境学研究所(RIHN)、日本学術会議(予定) |
| 参加資格 | Regular Registration 受付中(公式サイトの登録ページから) |
| 公式サイト | https://n2026.org/ |
会期中の11月3日(火・祝)には、どなたでも無料で参加できる市民公開講座「あなたの毎日にひそむ窒素~食と環境のつながりを未来に向けて考える~」も開催されます。
本協会との関わり
N₂Oフロンティアアカデミーメンバーの林健太郎先生(総合地球環境学研究所 教授/INI東アジアセンター長)が、本会議の組織委員長を務めています。仁科一哉先生(国立環境研究所)も組織委員として参加されています。アカデミーでは、N₂Oを含む窒素管理の測定・評価・社会実装に関する最新の国際知見が結集される本会議を重要な機会ととらえ、動向を注視しています。
正会員の皆様へ
会議開催後、正会員の皆様には、N₂Oフロンティアアカデミーメンバーによるレポートをお送りします。本会議で議論される窒素管理の国際的な動向や、N₂O削減の測定・評価・社会実装に関する最新知見を、アカデミーの視点からお届けする予定です。配布の詳細は、決まり次第あらためてご案内いたします。